かんぴょう

鬼は外！こんにちは結庵です。

本日は節分。
コンビニエンスストアの功績で
恵方巻きが全国に知られるようになった昨今。
大阪で発生したわたしは
小さい頃から節分には恵方巻きを食しておりますが
若干の苦手意識があります。

ひとりでいても、独り言はもちろんの事
油断するとテレビや猫とまで話しだす性質なので
あんな面白い食べ物を１本丸々
何も言わずに食べきるのが割と難しいのでした。

中でもかんぴょうはくせものです。
巻き寿司として包丁で切り分けられている時は
あんなにもおとなしく周りの具材との調和を保っているのに
恵方巻きになったとたん
ありえないほどの存在感を放ち始めます。

まず噛み切れない。
最初の難関が「ちょｗ噛まれへん…ｗｗ」を言わずに耐える事です。

それを堪えて無理矢理何とかしようとすると
今度はかんぴょうのみが
プリズンブレイクと言わんばかりに巻き寿司から単身飛び出てきます。

巻き寿司はかんぴょうの入っていたところがすっぽりと穴になり
手に持った感触もなんというか頼りない感じになってしまって
当初よりクタっとした巻き寿司本体が、尚の事
巻き寿司におけるかんぴょうの存在感を物語ります。
そしてかんぴょうのみに満たされた口の中。

第二の難関
「かんぴょう巻いてる意味ないｗ」
「飲み込まれへん…ｗｗ」
これらを発さずに堪えてかんぴょうを咀嚼し、嚥下…
この時点で相当消耗します。

でもかんぴょうにとっては
１年において最も輝く晴れ舞台でありましょう。
そう思うと、結局
今年もかんぴょう入りの巻き寿司を選んでしまうのでした。


皆様はよい節分をお過ごし下さい。
福は内～！